怖かった出来事 前編

唐突に思い出したので、書き記しておこ～っと。

今から〇〇年前、PCgirlを出産して５ヶ月くらい経った頃の出来事ですが。

その日の朝、近くに住んでいた妹が遊びに来てて、しばらく話をして帰った後、『買い物に行こう』とPCgirlを連れて玄関の外に出ました。車に乗ろうとしていると、前の道路を向こうから誰かが歩いてきます。

『近所の人だったら挨拶しなきゃ!!』

と、じ～っと見てみましたが、顔に見覚えがありません。営業マンらしい格好をしています。
その人は、こちらには目もくれず、前を通り過ぎていきました。

その後、近所のスーパーへ車で行き、30分くらいで家に帰ってみると…

玄関のインターフォンのカメラの部分に、汚い紙がくっついています。地面に落ちて濡れて泥だらけになったようなものです。
『も～誰だろ、こんなイタズラするの!!』　と思いながら、剥がして中へ入りました。

PCgirlをリビングへ連れて行き、キッチンで冷蔵庫に買った物を入れている途中、振り返って ふと何気なく玄関の方へ目を遣りました。玄関のドアの横、すりガラスに人の姿が映っています。
（こういうの、第六感っていうの??）

『あっ、お客さんだ。インターフォンが鳴ったらすぐ出れるようにしておこう。』
と、手を止め玄関まで行き、インターフォンが鳴るまでジッと待っていました。

その時!!

玄関のドアが、3センチ程 そ～っと開き、いきなり両目が現れました。
片目で覗くのではなく、首を地面と平行にして両目で覗くのです。
田舎育ちの習性で、家にいる時は玄関に鍵をかけていません。
ビックリしました!!
でも、悲鳴って出ないものですね。『怖い』とか『でも刺激してはいけない』とか、何か一瞬で考えてしまって、結局わたくしが発した言葉は 『はい。』

その瞬間!!

怪しい人、逃げる逃げる。
わたくし、追いかける追いかける。

逃げるものって、本能的に追いかけたくなりませんか？

玄関を出て20mほど追いかけましたが、家に残しているPCgirlが心配で、引き返しました。
（でも、そのまま追いかけたとしても、わたくし どうするつもりだったんだろう…。護身術などの心得は皆無です。）
PCgirlが無事なのを確認してから、110番しました。

刑事さんとの やり取りは、後編へ。

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